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207 [2002/07/22]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2132 . Claudia Kern / Der Saltansprecher / サルタン代弁者
2133 . Arndt Ellmer / Das Gericht der Prinzenkrieger / 戦士公裁判
2134 . Ernst Vlcek / Vorstoß nach Vision / ヴィジョン突撃
2135 . Horst Hoffmann / Der Zeitbrunnen / 時の泉
2136 . H. G. Francis / Die Trümmerscouts / 廃墟偵察隊
2137 . Leo Lukas / Operation Mauser / 鼠捕り作戦
2138 . Arndt Ellmer / Kampf um Gh'ipan / ギパン争奪戦
2139 . Horst Hoffmann / Die Eltanen / エルタン人
2140 . Horst Hoffmann / Der kindliche Herrscher / 無邪気な君主

□ 2132話「サルタン代弁者」
[ http://www.perry-rhodan.net/html/2/2132.html ]

「渦状銀河ヴァッサーマル銀河――」
「現地名アキムザバル銀河」
「住まうのは~」
「武士種族ポウション人」
「後頭部からは、サルタン――髷状の共生体――が、ふさふさ~」
「腰には、ミシム――魂の脇差――を帯刀」
「統治者は~」
「世襲の〈戦士公〉9名――すべて、ポウション人」

 そのポウション種族の一庶民、ティーガー――
 生来の脳障害のため、不遇な生いたち。

「ポウション人なら~」
「だれも、元服の儀式で、後頭部に移植するサルタン」
「でも、脳に問題があるティーガーには、それも望めません」
「……」
「が」
「わかったのです」
「――もしもし」
「――ききっ」
「なんと、ティーガーには、サルタンの言葉が、わかるのでした」
「この才能をもって、種族に奉仕するのです」

 ティーガーは、惑星フィッターの修道院へ――
 惑星フィッターは、サルタンを産する、ポウション人の聖地。

「――僧正、これが、新入りのティーガーでございます」
「――もしもし」
「――そなたを、栄誉あるサルタン洞窟掃除夫に任命しよう」
「――もしもーし」
「……」
「僧正には、ティーガーの話が、通じません」
「もちろん、僧正は、ティーガーの才能も、信じていません」
「僧正のもくろみどおり~」
「ことが運べば~」
「サルタン洞窟で、凶暴なサルタン数千体が喰いちらかした遺体がひとつ」
「てな、ことに」
「……」
「でも」
「――もしもし」
「――ききっ」
「ティーガーの言葉は、サルタンに、本当に通じるのでした」
「ティーガーには、数千の友達ができたのです」

 〈サルタン洞窟掃除夫〉ティーガー――
 幸と不幸、背中あわせの生活。

「近所の大工の娘さんと、親しくなりました」
「もっと、親しくなりました」
「――僧正、ティーガーと一般人の間に、子供が生まれたそうです」
「――!」
「――僧正、このままでは、シメシがつきません」
「――!」
「僧正麾下の僧兵が、ティーガー宅を襲撃」
「ティーガー自身も、さんざん、脅されたり、小突かれたり」
「子供も、生命は助かったものの、重傷だし」
「……」
「――もしもし」
「――ききっ」
「そんなティーガーを、サルタン洞窟の数千の友達が、なぐさめたり」

 ティーガーは、夢を見る――

「領地ウカル・カーザ、戦士公ソナーの城」
「戦士公ソナーの乱心を阻止せんとして拘禁された、奥方シハメ」
「夢のなか~」
「勇名とどろく戦士公ソナーの、高貴なる妻シハメそのひとを~」
「こともあろうに、このティーガーが、救い出す、とかいう」
「……」
「――夢のお告げ?」
「――もしもし」
「――戯言も、たいがいにせいっ」
「――もしもーし」
「あいかわらず、僧正には、ティーガーの話が、通じません」
「もちろん、僧正は、ティーガーの才能も、信じていません」
「……」
「ティーガーの頼みの綱は、サルタン洞窟の数千の友達だけ」
「――ききききききききっ」
「――!」
「僧正は、一瞬にして、サルタン洞窟を這いでたサルタン数千体の腹のなか」
「もう、だれも、ティーガーの才能を疑いません」
「もちろん、喰われたくもないし」
「〈サルタン代弁者〉ティーガーの要請のままに~」
「宇宙船が用立てられ~」
「〈サルタン代弁者〉ティーガーとサルタン数千体は~」
「一路、シハメ救出へ」

 〈サルタン代弁者〉ティーガーとサルタン数千体は、領地ウカル・カーザの首都カージエンへ。
 並居る武士どもも、〈サルタン代弁者〉ティーガーとサルタン数千体を阻止することは、かなわず。〈サルタン代弁者〉ティーガーは、戦士公ソナーの妻シハメとともに、無事、惑星を脱出する。
 シハメは、推参した弟君――領地ウカル・クミの戦士公〈朝の君〉サバル――の旗艦に移乗。

「――もしもし」
「――ききっ」
「〈サルタン代弁者〉ティーガーは、惑星フィッターへ帰り~」
「数千の友達と、幸せに暮らしたとか……」

 以上、ゲスト作家 Claudia Kern の作品でありました。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


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