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190 [2002/03/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2114 . H. G. Francis / Mogtans Gedicht / モグタンの詩
2115 . Rainer Castor / Anguelas Auge / アングエラの眼
2116 . Arndt Ellmer / Sturm auf den Irrläufer / 迷走者たちを襲う嵐
2117 . Horst Hoffmann / Der 5-D-Planet / 5次元惑星
2118 . Leo Lukas / Quintatha / クィンタータ
2119 . Horst Hoffmann / Der letzte Sturm / 最後の嵐
2120 . H. G. Francis / Assassine an Bord / 艦内に暗殺者
2121 . Susan Schwartz / Turm der Visionen / 展望の塔
2122 . Ernst Vlcek / Die Prinzenkrieger / 王子戦士
2123 . Ernst Vlcek / Wahnzeit / 狂った時間

□ 2114話「モグタンの詩」
[ http://www.perry-rhodan.net/html/2/2114.html ]

 トラドム銀河の商業中枢のひとつ、惑星ポンバル。
 惑星領主イカネマ・ツーは、反逆者として城に拘禁の身。

「監視役に、許可をとりつけ~」
「おかかえの千里眼モグタンを、呼びよせたり」
「――ぴきーん」
「――!」
「――異人がやってきて、あれこれするで、ありましょー」
「――?」
「――〈アングエラの眼〉が、見たことない、イキモノで、ありましょー」
「――?」
「――荒野で生まれ、でも、水にもぐれるカタチで、ありましょー」
「――?」
「――友だちではないですが、領主さまの敵の敵では、ありましょー」
「――?」
「領主さま、よくわかりません」
「でも~」
「――イキモノは、そのために、生命を捧げるで、ありましょー」
「――おおっ」
「ちょっと、感動したようです」

 一方――
 恒星ポンバルを対探知盾として、惑星ポンバルを観察するテラ巡洋艦《フェニックス》。

「乗員は~」
「荒野の惑星に生まれ、ビーバーの尻尾をしたネズミビーバー、グッキー~」
「USOのトムキャット・チームとシーキャット・チーム――シガ人が操縦する偽装カツゴ・ロボット2体」
「ああ」
「艦長ルド・クレンザー、影、うすいです」
「……」
「そして、奇人がもうひとり」
「波動学者グレント・スクリュラ」
「――万物は、振動です」
「――?」
「――惑星ポンバルの振動とグッキーの振動は~」
「――?」
「――合わないのです」
「――振動が合わないと、いうことは?」
「――よくないのです」
「――悪いのですか?」
「――悪いのです」

 波動学者グレント・スクリュラの心配をよそに、グッキー、トムキャット・チーム、シーキャット・チームからなる偵察隊は、惑星ポンバル地表へ。
 首都市街には、トラドム銀河各地の種族があふれ、偵察隊はめだたない。

「さっそく、入手したのは~」
「領主さま、反逆者よばわりで逮捕、のニュース」
「つまり、惑星ポンバル、混乱こそないものの、一種騒然」
「ま、偵察隊には、好都合」
「――とりあえず~」
「――情報収集しよう」
「――て、ここは、インターネットカフェ?」
「――トラドム銀河と隣接銀河テレラニヤのあいだの物質橋」
「――トラドム帝国の中枢が、そこに?」
「――〈理性の異端審問〉が、そこに?」
「――〈アングエラの眼〉が、そこに?」
「どうやら~」
「市街にそそりたつ塔の、頂部の赤い球体は~」
「〈アングエラの眼〉崇拝の象徴、らしいのです」

 大通りを歩くグッキーは、ふいに〈エルタン人〉関連の思考を感知。

「思考の源をたどり~」
「虐待される小さいヒトを助けてみたりしましたが~」
「空振り」
「収穫なし」

 商店街を歩く偵察隊は、店先に人間の頭蓋骨を発見。

「店主曰く」
「――これは、複製じゃ」
「――?」
「――本物は、領主さまの古代博物館にあるのじゃ」

 偵察隊は、惑星領主の城の一角、古代博物館に潜入。

「――これ、テラナーの頭蓋骨だよね」
「――DNA鑑定の結果でも、テラナーの頭蓋骨みたい」
「――とりあえず、盗んで逃げよう」
「――!」
「警報ベルが鳴りだしました」

 逃げる偵察隊。

「逃走成功」
「いきがけの駄賃に、塔で惑星領主イカネマ・ツーを助けたりして~」
「――あ」
「――?」
「――頭蓋骨わすれた」

 グッキーとシーキャット・チームは、トムキャット・チームと惑星領主イカネマ・ツーをかくれがに待たせ、ふたたび、古代博物館に。

「荒野の惑星に生まれ、ビーバーの尻尾をしたネズミビーバー、グッキー~」
「USOのシーキャット・チーム――シガ人が操縦する偽装カツゴ・ロボット」
「かれらは、知りませんでした」
「……」
「千里眼モグタンの予言を、もれ聞いた監視役の手配で~」
「惑星ポンバルの警戒体制は、強化され~」
「古代博物館には~」
「クィンタータの怪物たち――トラドム帝国最強の軍団――が!」
「待ちうけて、いたのです」
「クィンタータの怪物たち――」
「その眼光、火のごとし」
「その筋肉、山のごとし」
「その動作、風のごとし」
「そのナイフ、林のごとし」
「……ナイフ?」

 クィンタータの怪物たちは、超人的な身体能力でグッキーとシーキャット・チームを追撃。

「包囲され~」
「圧倒され~」
「グッキーは、テレポートに必要な集中力もなくし~」
「シーキャット・チームのパラトロン・バリアが、頼みの綱」
「そこにっ」
「――!」
「ナイフが、飛んできたのです」
「――うっ」
「パラトロン・バリア、貫通」
「――ぐっさり」
「シーキャットの外殻、貫通」
「――ばりばり、きゅるるる……」
「シーキャット、機能喪失」
「――!」
「ナイフが、飛んでくるのです」
「――うっ」
「グッキーにも?」
「――ぐっさり」
「……」

 急行したトムキャット・チームは、大破した僚機と横たわるグッキーを確認。
 おしよせる敵を前に、最後の通信を送る――グッキー死す、と。

「――!」
「――グッキーが……」
「訃報は、巡洋艦《フェニックス》から、旗艦《レイフ・エーリクソン》へ」
「人々は、グッキーのために涙しました」
「――!」
「絶望したヒトも、います」

 グレント・スクリュラ――波動学者は、悲嘆と後悔のすえ、巡洋艦《フェニックス》の自室で、みずから生命を絶ったのでした。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 クィンタータの怪物って……。


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