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174 [2001/12/03]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2101 . Andreas Findig / Der Konquestor / 征服士
2102 . Leo Lukas / Die Hand der Vorsehung / 先見の手
2103 . Horst Hoffmann / Der Kampf des Konquestors / 征服士の戦い
2104 . Uwe Anton / Durch das Sternenfenster / 星界の窓を抜けて
2105 . Arndt Ellmer / Zuflucht auf Jankar / ジャンカルの隠れ家
2106 . Horst Hoffmann / Der weise Tod / 白い死神
2107 . H. G. Francis / Im Fabrikraumer / 工房船にて

 Andreas Findig が、2101話「征服士」を最後に、作家チームを脱退する。別に進行中のプロジェクトに専念するため……とのこと。

□ 2101話「征服士」
[ http://www.perry-rhodan.net/html/2/2101.html ]

 新銀河暦1311年10月25日早朝、テラニア宙港に着陸したトラドム帝国の征服士トラー・ローグは、高らかに宣言した。

「――全権をもった征服士として~」
「――われは、テラ、ソル系、自由テラナー連盟の諸惑星を~」
「――トラドム帝国に接収するっ」

 ローダン、アルコン人ヴィヴォ家のアスカリら、歓迎委員会のメンバーは耳をうたがう。

「――ここは、笑うところかな」
「――聞きまちがいかも」
「――翻訳機、スイッチ入れなおしてみたら?」
「――アルコン製とちがうんだから」
「――きーっ」
「――あの~、すみません、もう一度?」
「――自由テラナー連盟の諸惑星は、トラドム帝国に接収っ」
「――翻訳機の予備は?」
「――ここには、ちょっと……」
「――用意わるいわね~」

 一行は、トラドム帝国の征服士トラー・ローグを、太陽系政庁の迎賓室に。

「トラドム帝国の征服士トラー・ローグ、持参したビデオを上映」
「――言うこときくなら、こう」
「とりあえずシアワセな日々の映像」
「――」
「――反抗すれば、こう」
「自由テラナー連盟に未来はなく~」
「ついでに、ローダンの首もなし」
「――!」
「誤解の余地は、ないみたいです」

 トラドム帝国は、トレゴンのひとつ。いくつものトレゴン領域を領土とし、拡大中。
 銀河系の併合宣言も、本来は〈無限への架け橋〉経由でなされるはずが、惑星トロカンのピルツドームの機能不全により、今日まで遅延した、という。

「ローダン、思い出します――」
「かつて、〈無限への架け橋〉で遭遇した、いろいろ」
「死んだふりして、じつはピクピクしていた骸骨男」
「未知のピルツドームから、投じられたナイフ」
「そのナイフをうけて、第2使徒カイフ・キリアタは死んだのでした」
「――あれも、関係者かな~」

 対策協議のうちにも、事態は悪化――テラニア宙港停泊中のトラドム帝国小型カタマーが、シントロン・ナノ・マシンを散布。すでに、ソル系の全居住惑星、衛星が汚染されていた。

「テラ首脳陣は、おろおろ」
「でも~」
「新進気鋭のアルコン提督アスカリさん、さすがに結論、早いです」
「――なーんだ。シントロン・ベースなら、コーラ・ヴィで、一発」
「――現地の被害のことは、考えていませんな?」
「――ええ」

 そして、自由テラナー連盟政庁主席ペリー・ローダンの瞬間切り替えスイッチが発動する。

「――!」
「――あら? どうなさったの、政庁主席?」
「――びっ」
「――なんか、このヒト、目つきがへん」
「――び、ビデオもってこい」
「――政庁主席?」
「――チーフ?」
「――オレのことは、監督と呼べっ」

 一行は、ふたたび、トラドム帝国の征服士トラー・ローグが待つ迎賓室に。

「歓迎委員会、持参したビデオを上映」
「――選択肢はありません」
「トラドム帝国に未来はなく~」
「ついでに、トラー・ローグの首もなし」
「――!」
「誤解の余地は、ないでしょう」

 歓迎委員会は、トラドム帝国の征服士トラー・ローグと小型カタマーを鄭重に見送る。
 やがて、ソル系外縁に待機していたカタマー戦艦と自由テラナー連盟艦隊のあいだに、砲火が開かれる。自由テラナー連盟艦隊は、カタマー戦艦の反射兵器――トランスフォーム砲弾を逆転送する――に苦戦。

「――わたしのアルコン第2艦隊も、加勢しましょうか?」
「――いや、アルコン製は、ちょっと」
「――!」
「借りをつくると面倒だし~」
「判断としては、正解なのです」
「――うっ」
「――なら、どうなさるおつもり?」
「――敵艦を撃つから、反射される」
「――それで?」
「――敵艦の周囲を、撃てばよいのだ」
「――まあ」
「――チンパンジー蒸し焼き大作戦っ」
「――やばーん」

 バリアの過負荷で、カタマー戦艦撃沈。
 トラドム帝国の征服士トラー・ローグは、小型カタマーで戦域を離脱する。

「――追撃は?」
「――しない」
「――?」
「――自由テラナー連盟の、かたーい意志を伝えてもらわねば」
「――まあ、断固戦うのねっ」
「ヴィヴォ家のアスカリさん、こころなしか、うれしそう」
「ローダン、ココロの奥で、ちょっと後悔したりして」

 そのころ――ハヨク散開星団。
 ブリー指揮下の警戒艦隊は、〈星界の窓〉のむこうに偵察ゾンデを派遣。
 カタマー戦艦数千隻からなる銀河系侵攻艦隊の雄姿を、とらえていたのでありました。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆今回のひとこと

 アスカリさんとローダン――けっこういいコンビ。


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