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153 [2001/07/09]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇クルト・ラスヴィッツ賞リスト 1989


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2078 . Ernst Vlcek / Die Pforten von ZENTAPHER / 〈ゼンタファー〉の門
2079 . Susan Schwartz / Die Genetiker von Rynkor / リュンコルの遺伝子学者
2080 . Arndt Ellmer / Nach Karthagos Fall / カルタゴ陥落後
2081 . Susan Schwartz / Gruppe Sanfter Rebell / やさしい反逆団
2082 . Horst Hoffmann / Ein ganz normaler Held / ごく普通の英雄
2083 . Arndt Ellmer / Brennpunkt Para-City / 焦点パラ・シティー
2084 . H. G. Francis / Der Instinktkrieger / 本能戦士
2085 . Ernst Vlcek / Kintradims Heim / キントラディムの故郷
2086 . Uwe Anton / Spur nach ZENTAPHER / 〈ゼンタファー〉のシュプール

□ 2078話「〈ゼンタファー〉の門」
[ http://www.perry-rhodan.net/html/2/2078.html ]

 舞台は、ドムラト銀河の砂漠惑星クルーマタク。
 地表に降下したアトラン一行は、謎の球状構造物〈ゼンタファー〉に到達。まず、スタータック・シュレーダーが内部へテレポートする。

「実体化したのは~」
「アントレ・ステーション」
「〈ゼンタファー〉中心に位置する、〈ゼンタファー〉の入口」
「出迎えたのが~」
「門番アンドロイド、オミュエル」
「――お客サン、入ってきた方角、ちがう、ありまーす」
「オミュエルさん、どうやら、入ってきた方角が気に入らないらしい」
「ま、テレポーターだし」
「――だれが、こんなモノ、作ったの?」
「――キントラディム・クルックスが、ココ、つくりまーした」

 アトラン一行は、スタータックのテレポーテーションで、全員がアントレ・ステーションへ到達。
 アントレ・ステーション周囲のフラクタル構造の雲が、〈キャビネット〉――それぞれ定数が異なる小宇宙――をつつんでいることを、聞かされる。
 アトラン、スタータック、イホ・トロトは、〈ゴンドラ〉――雲海の移動手段――で、近傍の〈キャビネット〉に渡る。

「到達したのは~」
「キャビネット・サラオグ」
「閉鎖空間中の、さしわたし12kmの陸塊」
「――あ、こんなところに図書館が」
「図書館――〈ゼンタファー〉の建設者キントラディム・クルックスの知識を格納する、とか、いう」
「図書館員たちは、勤勉だけれど~」
「機械には、ちょっと、弱くって~」
「故障のため、データが読みとれません」
「開館休業状態」
「――ちょっと、いじってみました」
「――おお、さすがトロトスっ」
「――これはっ!」
「――コスモヌクレオチドの情報満載?」
「――でも、〈ゼンタファー〉の関係の本は1冊もなし」
「――ちっ、役にたたない図書館だなぁ」
「――それでは、館長のワタクシが……」
「来館者にノセられて、情報検索しようとした館長グリム・オイシュカヴァリ」
「――うっ……」
「ブラウザに撃たれて死んでしまいました」
「――まずいぜ」
「……」
「来館者が逃走したあと、図書館はさらに荒廃したそうです」

 〈キャビネット〉――それは、定数が異なる小宇宙。
 キャビネット・サラオグですごした6時間は、アントレ・ステーションの7時間に相当していた、とのこと。

□ 2079話「リュンコルの遺伝子学者」
[ http://www.perry-rhodan.net/html/2/2079.html ]

 キャビネット・リュンコル――
 プソイト人キトド・スキティは、遺伝子学者。キャビネット・リュンコルの最高遺伝子学者として、3基の〈Z-アトラント〉――全キャビネットの人口分布を記録する立像をあずかる。
 キトド・スキティの目下の課題は、飛行都市〈キントラディムの高み〉からあたえられた使命。

「――数百万体の生命を、クローニングしてください」
「――あの、じつは、遺伝子データバンクが、壊れていまして……」
「――その生命には、一定の寿命をプログラムしてほしいのです」
「――だから、遺伝子データバンクが、壊れていまして……」
「――では、たしかにお願いしましたよぉ~」

 苦悩するキトド・スキティ――だが、天は見離してはいなかった……。
 来訪した〈ドムラトの騎士〉モホデー・カシャ――キントラディム・クルックスの委託で〈大荒廃〉を調査中――が、遺伝子データバンクのかなりを修復。

「しかし~」
「翌朝、気がついてみれば~」
「客人は、〈Z-アトラント〉1基とともに、姿をくらましていました」
「――ま、いいか。データバンク直してくれたし」
「あと、難題は、一定の寿命をプログラム、という、ところ」

 奮闘するキトド・スキティ――だが、天は見離してはいなかった……。

 アントレ・ステーション――
 アトランは、一行から3チームを編成。アントレ・ステーションに待機するイホ・トロトを司令塔に、61万2000あるという〈キャビネット〉の探索を開始する。
 チームのひとつが、モンドラ・ダイヤモンドとトリム・マラート。ふたりは〈大荒廃〉と呼ばれる災厄で傷ついた〈キャビネット〉をめぐる。

「そして、到達したのは~」
「キャビネット・リュンコル」
「――あ、こんなところに遺伝子学者が」
「――あ、こんなところに短命遺伝子がっ」

 モンドラ・ダイヤモンドは、不幸なモノクローム・ミュータントを生む〈ホリコス遺伝子〉の提供を拒絶する。

「――〈Z-アトラント〉、欲しいわよね~」
「――遺伝子サンプルと交換なら、くれるんでしょうけど~」
「――それは、ダメ」
「――でも……」
「――だから、盗めばよいのよっ」

 騒動のあげく、モンドラ・ダイヤモンドとトリム・マラートは〈Z-アトラント〉1基を強奪。追跡がないことをいぶかりながらも、戦果をかかえ、アントレ・ステーションへ。
 そして、キャビネット・リュンコルの最高遺伝子学者キトド・スキティは、強奪現場に残された一適の血痕をまえに、ひとりほくそえんでいたそうです。

追記1:
 キトド・スキティ曰く、トリム・マラートの短命遺伝子は、すでに効力を失っているらしい。

追記2:
 先号の「エントレー・ステーション」は、「アントレ・ステーション」にあらためました。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rhodan.jp/ ]


◆クルト・ラスヴィッツ賞リスト 1989

□ Kurd Laßwitz Preis 1989

・Bester Roman 長編部門
 Norbert Stöbe / New York ist himmlisch / ニューヨークは天国
 ――1953年生まれ。作家。

・Beste Erzählung 中編部門
 Karl Michael Armer / Malessen Mitte Biotechnik / マールエッセン中央生物工学

・Beste Kurzgeschichte 短編部門
 Rainer Erler / Der Käse / チーズ

・Bester ausländischer Roman 海外長編部門
 Orson Scott Card / Sprecher für die Toten / 死者の代弁者

・Bester Graphiker アート部門
 Helmut Wenske

・Bester Übersetzer 翻訳家部門
 Walter Brumm

・Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
 Wolfgang Jeschke / Jona im Feuerofen / 炉のなかのヨナ

・Bester Film 映像部門
 Terry Gilliam / Münchhausen / ミュンヒハウゼン

・Sonderpreis 特別賞
 Ute Bauer, Olaf Rappold, Thomas Tilsner / Science Fiction Media / SFメディア

 おなじみか不詳か……そればっかり。

【関連サイト】
・クルト・ラスヴィッツ賞のサイト
[ http://www.epilog.de/go/klp/ ]


◆今回のひとこと

 がんばろう。


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