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125 [2000/12/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2049 . Robert Feldhoff / Morkheros Galaxis / モルケロの銀河
2050 . Uwe Anton / SEELENQUELL / 〈魂の泉〉
2051 . Susan Schwartz / Flucht aus Thantur-Lok / タントゥル=ロク脱出
2052 . Arndt Ellmer / Verkünder des Imperators / 皇帝の告知者
2053 . Hubert Haensel / Der neue Tato / 新タト
2054 . Arndt Ellmer / Die Höhlen von Ertrus / エルトルスの洞窟
2055 . Andreas Findig / 13 gegen Arkon / アルコンにたちむかう13人
2056 . H. G. Francis / Invasion der Legion / 軍団の侵攻
2057 . Horst Hoffmann / Keifan, der Druide / ドルイドのケイファン
2058 . Ernst Vlcek / Im Land Dommrath / ドムラトの地で
2059 . Leo Lukas / Die Astronautische Revolution / 航宙革命

 2049話、原書入手――で、再紹介。
 前回までとの相違は、すべて訂正ということで。

□ 2049話「モルケロの銀河」

「300万年前、ドムラト銀河の隣、コハゲン=パスマレイクス銀河で、コスモクラートとカオタークの紛争が……」
「――結果、コハゲン=パスマレイクス銀河崩壊」
「――コスモクラートは、騎士団拠点〈ドムラト聖堂〉の建設計画を断念」
「――カオタークは、投入した超要塞カオテンダーの全基を喪失」

 現在、〈ドムラトの騎士たち〉がドムラト銀河を統治。
 転送網ド・タルフリダン――別名〈ドムラトの網〉――が、ドムラト銀河の諸惑星をむすび、一部の例外を除き、宇宙航行は禁止されている。
 〈騎士の星室〉は、銀河中央部の統治惑星クロゼイロの広大な地下施設。

「……と、いうことで」
「ドムラト銀河って?」
「やはり――というか、たぶん、旧称ポーリガ銀河」
「《マテリア》司令官トル・サマホの故郷銀河なのでした」

 ドムラト銀河の商人種族〈魂の泉〉のヴルヘモは、〈騎士の星室〉の一角〈技術保管庫〉の番人に任じられ、1900年にわたる人生の大半を、地下施設ですごす。
 外界にふれたのは数えるほど。〈騎士の星室〉番人の宇宙船《オルデオ・ミン》を駆る特権を享受したのも、モルケロ・〈魂の泉〉を後継者に選任したときだけ。

「うっひょー」
「すげー」
「若いモルケロが〈技術保管庫〉で遭遇する、高度技術だか、なんだかの数々」
「――二次制約者のコンビ銃?」
「――パウミュルの石化した挿し木?」
「――これは……ほとんどドリフェル・カプセル?」
「――物質シーソー〈ルハル〉?」
「――そして、〈仕立屋〉パル・フィオラノの作品」
「――大量生産品の〈殲滅服〉」
「――なぜか、ひときわココロをひかれる〈幻影服〉」

 ある日、ヴルヘモは、長年の悩みを弟子にうちあけます。

「じつはのぉ……ここには」
「……?」
「出るんじゃよ」
「……!」
「ネズミが」

 かくして、害獣撲滅作戦の開始。
 モルケロは害獣の足跡を追うため、〈技術保管庫〉最奥部を閉ざすホロスクリーンのスイッチを切る。

「そこには、〈騎士の星室〉の区画を隔ててきた扉が……」
「扉のむこうには、技術者種族の一団が……」
「こともなげに言います」
「――あれ? そこって、何千年も前に、放棄されたんじゃないの?」
「……?」
「モルケロはともあれ、ヴレヘモは、もう完全に心身喪失状態」

 ヴルヘモは、浪費した半生をうめあわせようと、高価な武器――〈幻影服〉――を盗み、モルケロは、物質シーソー〈ルハル〉を携え、ふたりは《オルデオ・ミン》で逃走をはかる。
 証拠は、しかけた爆弾がすべて消してくれるはず。
 だが、〈技術保管庫〉の爆弾は強力すぎた――一瞬の閃光。惑星クロゼイロの一角は〈騎士の星室〉もろとも消滅していた。

「はらいせの、コソドロのつもりが~」
「首都惑星の大破壊・大量殺戮」
「ふたりは、ドムラト銀河北部の惑星クリッツに進路をとる」

 惑星クリッツは〈航宙革命〉勢力の重工業惑星。
 ルベン・カルドロギンひきいる〈航宙革命〉は、自由な宇宙航行をもとめ、〈ドムラトの騎士たち〉の鎮圧艦隊〈軍団〉と戦いつづけている。

「惑星クリッツに潜伏したふたり」
「……」
「……」
「ま、とりあえず、実験でも」
「そうですね」
「ヴルヘモ、まずは〈幻影服〉の制御装置〈セプゾン・ベルト〉を装着」
「スイッチ・オンっ」
「……あれ? 動きませんね~」
「では、次のスイッチ・オンっ」
「……こわれてんのかな~」
「ええいっ、その次」
「……」
「ま、あとは明日にしようか」

 ヴルヘモは眠る――
 じつは、弟子モルケロも、〈幻影服〉がほしくてたまらなかった、ことなど知らずに。
 ヴルヘモが目覚めたとき、モルケロと〈幻影服〉は、《オルデオ・ミン》で遠い銀河間空間にいた。ヴルヘモと〈セプゾン・ベルト〉と物質シーソー〈ルハル〉を、惑星クリッツに残して。

「ヴルヘモ、弟子の愚挙に激怒します」
「……」
「〈セプゾン・ベルト〉、ヴルヘモに問いかけられて」
「――遠いところに、いるみたいです」
「どこに? そのモルケロの銀河はどこにあるんだぁっ」

 モルケロは、逃げる――それが自分の意志なのか超技術〈幻影服〉の意志なのか、わからないまま。
 〈幻影服〉のすすめで〈力の真空状態〉にある銀河に進路をとり、〈幻影服〉の能力で、居住種族を支配下におこうとする。
 一方、ヴルヘモは、復讐を決意する――物質シーソー〈ルハル〉――〈ヘリオートスの堡塁〉の試作機――の照準をモルケロと〈幻影服〉にあわせ、連れもどそうとする。
 だが、〈幻影服〉が拒んだ。
 ならば、ヴルヘモが、おもむくしかない。
 物質シーソー〈ルハル〉の照準を、モルケロの銀河に合わせるには……。
 モルケロの銀河の一惑星に、〈時の泉〉――太古の宇宙転送網の駅――があった。いましも、その近傍に誕生しようとしている高次エネルギーの塊――モノクローム・ミュータント3万5千人のパラ・ブロック。
 ヴルヘモは〈セプゾン・ベルト〉介してモノクローム・ミュータントたちに語りかけ、パラ・ブロック完成を急がせる。やがて、物質シーソー〈ルハル〉の照準は、惑星テラに収束する。

「そして……」
「パラ・シティーに発生した〈暗黒場〉――物質シーソー〈ルハル〉の転送場」
「トリムとスタータックが光の中に消え~」
「呆然と見つめるローダンの前に、ヴルヘモが実体化したのでした」

 次回、2050話、再紹介。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rfpjp.tripod.co.jp/ ]


◆今回のひとこと

 めりー・くりすます。


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