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109 [2000/09/04]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft
2032 . H. G. Francis / Suche in der Silberwolke / 銀雲の中の捜索
2033 . Andreas Findig / Tod im Türkisozean / ターコイズブルーの大洋に待つ死
2034 . Ernst Vlcek / Runricks Welten / ランリックの世界
2035 . Uwe Anton / Exodus der Herzen / 心の脱出
2036 . Arndt Ellmer / Geheimkonferenz der Blues / ブルー人の秘密会合
2037 . Arndt Ellmer / Der Gejagte von Santanz / サンタンズの獲物
2038 . Horst Hoffmann / Operation CV-Embinium / CVエンビニウム作戦
2039 . Rainer Castor / Traumzeit / 夢の時間
2040 . Susan Schwartz / Der Galaktische Mediziner / 銀河医師
2041 . Hubert Haensel / Absolute Finsternis / 絶対暗黒
2042 . H. G. Francis / Chaos in Para-City / パラ・シティーの混沌

□ 2034話「ランリックの世界」

「らんらんらんらんらんりっくの世界」
「らんらんららん……!?」

 超知性体ク・ウーガル――〈秩序の過激派〉の異名をとる――の統治銀河デューベンシス。ムンデーン人ランリックはそこで生まれ、〈見者〉として育てられる。

「戦士種族ムンデーン人」
「種族の大半は〈戦士〉。でも、少数の〈見者〉というのが、いるそうで」
「生まれつき目が見えないかわりに~」
「直感・知力を、かぎりなく超能力に近いところまで、研ぎ澄ませた連中」
「上級戦士には、かならず参謀として随行しているのです」

 立派な〈見者〉になるため、修行にはげむランリック少年。
 ところが、ある日……。

「見える?」
「……!」
「オレ、見えてる!?」
「てなわけで~」
「〈見者〉養成コースから、〈戦士〉養成コースへ、とつぜんの針路変更」
「……う」
「〈戦士〉養成コースは、きびしいのです」
「殺戮っ!」
「体力勝負の実地教練では、成績はいつも最下位」
「ほれ、殺戮っ!」
「これまで、並の成績はキープしていたのに、いきなり劣等生に転落」
「……だけど、オレにはオレだけの武器がある」
「一般の戦士にはない、直感と知力を鍛えあげ~」
「稀代の戦略家として名をはせ、出世街道を突っ走る!」
「異例のはやさで〈ムン4級〉に昇格」
「さらに功績をあげ、〈ムン2級〉へ」
「そして超知性体ク・ウーガルから勅命が……」
「――〈ムン2級〉ランリックよぉぉぉ」
「――そなたに、S-枢母艦《マスモコ》の指揮をまかせよぉぉう」
「――セガフレンドー銀河でぇぇぇ」
「――超知性体エスタルトゥの〈残滓〉を探索するのだぁぁぁぁっ」

 探知機器が用をなさない暗黒星雲アウロッホ・マクソ。
 《マスモコ》の作戦は、困難をきわめる。

「ああ、オレの経歴、もうだめかも……」
「が……」
「この程度のことは、超知性体ク・ウーガルも了解済」
「ある日、エランテルノーレ銀河からやってきた助っ人」
「――青い転子状船」
「――思えば、カイロル2号もこんなのに乗ってました」
「この青い転子状船の先導で~」
「ついに、S-枢母艦《マスモコ》はアウロッホ・マクソ第55番惑星に到着」

 そのとき、アウロッホ・マクソ第55番惑星には金色の亜鈴型船が一隻、停泊中であったそうな……。

* ランリックの世界――ランリックの人生の転機になった惑星や星系のこと。
 アウロッホ・マクソ星系は8番目とか。

□ 2035話「心の脱出」

「きゅっきゅっきゅっきゅきゅむ・じょりあーの卵」
「きゅきゅききゅ……!?」

 ラウタク種族のヤマスケ、〈宇宙論学者〉ヨル・ゴンダロンらの助力でアウロッホ・マクソ第55番惑星に到着した金色の亜鈴型船――《ソル》。

「一面の大海原にぷかぷか漂う~」
「島みたいな巨大植物知性体の群れ」
「ほんとうはもっと高次の存在に進化できるのだけれど~」
「超知性体エスタルトゥの聖地を守らなくっちゃ」
「星系を胞子で閉ざし~」
「星系内で探知装置を妨害~」
「けなげに守っていたのです」

 じつはあまりたくさんは残っていなかったキュム・ジョリアー蝶の卵。
 植物知性体パウミュルの支援もあって、アトランはまだ生きていそうな卵をひとつ確保。

「そこに、出現する青い転子状船とS-枢母艦――うわさのムンデーン超巨大要塞――《マスモコ》」
「超知性体エスタルトゥゆかりの者たちを守らなくっちゃ」
「植物知性体は総員で《マスモコ》乗員を制御下に~」
「一方、《ソル》は青い転子状船を撃沈~」
「さ、いまのうちに脱出だ」
「でも~」
「じつは、植物知性体が《マスモコ》攻撃に全力をふりむけたために~」
「暗黒星雲アウロッホ・マクソの対探知障壁は消滅」
「たちまち、第55番惑星はムンデーン人の大艦隊に包囲されたのです」

 卵をかかえ、疲労困憊の体で《ソル》司令室にたどりつくアトラン。
 と、《ソル》司令室の〈繭〉がふたたび語りはじめる。

「~わぁっははっはっはっ」
「~次なる使命をぉ」
「~伝えよぉぉぉぉう」
「~〈インシュラム〉にぃ」
「~行くのだぁ」
「~わぁっははっはっはっ」
「……」
「超知性体って……」

 《ソル》はためらう暇もなく、〈繭〉の指示どおり、第55番惑星の南極にある高次エネルギー特異点〈アルシュマ・ヴェントール〉――眠れる光、の意――に突入。

「あとには~」
「ムンデーン人の大艦隊に蹂躙される不幸な星系がのこされたのでありました」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://rfpjp.tripod.co.jp/ ]


◆今回のひとこと

 暑い~。ヘフトが湿気てます。


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