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72 [1999/12/20]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇わたしも知らない作家 26 Richard Baerwald 他


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft
1999 . Uwe Anton / Der Puls / 鼓動
2000 . Robert Feldhoff & Ernst Vlcek / ES / それ [12/21 刊行]

□ 1999話『鼓動』――

「場所は、〈ボイラー〉深奥の直径0.8光年の完全真空宙域」
「――この宙域こそが、すなわち〈鼓動〉!」
「……には、巨大なピルツドーム」
「――〈メガ=ドーム〉と命名!」
「……があったのでした」

 時は、新銀河暦1291年4月末日――人々の予測が正しければ、〈ボイラー〉が崩壊する日。膨大なハイパーエネルギーが解放され、ダ・グラウシュ銀河とザルメンゲスト銀河の全域が壊滅する、と噂される日。

「超知性体6体と人工惑星ワンダラーと《ソル》は~」
「18隻の〈ヴァーチャル・シップ〉に守られて~」
「〈ボイラー〉をぬけて到達!」
「《タウコーン》と2万5000体のグァン・ア・ヴァーは~」
「ハイパーエネルギーの奔流に姿をかえて~」
「〈ボイラー〉になだれこみ~」
「〈鼓動〉に再物質化!」
「そして、ペリー・ローダンは~」
「ひとりぼっちで、失意と絶望をいだいて〈無限への架け橋〉を歩み~」
「〈始源の門〉を抜けて、〈メガ=ドーム〉にたどりついた、と」

 超知性体6体は〈メガ=ドーム〉を周回――〈メガ=ドーム〉のむこうの、何者かと接触をこころみる。

「一方、《ソル》では~」
「モンドラさん、ローダンの息子デロリアンを出産寸前!」
「一方、ローダンは~」
「〈メガ=ドーム〉側面でひとり呆然」
「やってきた〈それ〉の使者ロト・ケレーテから~」
「こんな話を聞いたりする」

 トレゴンとは、超知性体6体の計画――秩序と混沌に二極化したこの宇宙の抗争からのがれるための――をいう。
 〈究極素〉――この宇宙で、もっともエネルギー水準が高く、ゆえに、もっとも寿命が短い希少な量子――は、コスモクラートが〈物質の泉〉の彼岸からこの宇宙に干渉する際、媒介の役をになう。
 だが、〈鼓動〉に生じた絶対真空は、あらゆる量子の生成をはばむ。
 トレゴンは、本来短命な〈ボイラー〉と〈鼓動〉を安定させるだろう。
 トレゴンは、〈鼓動〉をこの宇宙にひろげるだろう。
 トレゴンは、コスモクラートとカオタークの抗争の外に立つ勢力になるのだ!

「コスモクラートは、とうぜん、激怒しております」
「コスモ・ファブリク2基と何百万隻からなる超大艦隊が〈ボイラー〉を包囲」
「じわじわと接近しつつある」
「で……どうなるのだ、6種族の故郷は?」
「〈第6使徒〉ローダン――悲壮な表情です」
「超知性体はいそがしいのだ」
「ローダン――愕然です」
「トレゴン連合は個を尊ぶのではなかったの?」
「ローダン――もうなにも信じられない状態、です」
「トレゴンの敵に対処するのは、〈第6種族〉と〈第6使徒〉の役目でしょ?」
「ローダン――またかよ、と唇をかみしめたりなんかして」
「やられたぜ」

 意を決したローダンは、コスモ・ファブリク《ナル・サレナ》におもむき、具現化したコスモクラート、ヒスモームと会談にのぞむ。

「そして、なんと意外なことに~」
「こんな約束をとりつけることに、成功したので~す」

・トレゴン連合は、〈鼓動〉を拡張しない
・トレゴン連合は、新しいトレゴン創設を試みない
・この条件が守られるかぎり、コスモクラートとカオタークは、トレゴン6銀河とダグラウシュ銀河に干渉しない

「一方、〈鼓動〉では~」
「超知性体6体が〈メガ=ドーム〉の対岸――〈セガフレンドー〉と接触」

 〈メガ=ドーム〉が、〈ボイラー〉に溢れるハイパーエネルギーの95%を吸収・排出しはじめる。残余エネルギーは、ゲシュタルター18体が操作するグァン・ア・ヴァー2万5000体の制御下に置かれる――〈ボイラー震〉が星々を破壊することは、もうない。

「そして、〈それ〉は《ソル》に新たなる使命をあたえる」
「――〈メガ=ドーム〉を抜け、〈セガフレンドー〉へおもむくのだぁっ!」

 そして、物語は謎ばかりをはらんで、なしくずしに2000話へ。

「おーい?」
「ほーい?」
「……だれが〈無限への架け橋〉をつくったのぉ?」
「……だーれも知らないの!?」

【関連サイト】
・1900~1950話あたりまでの概況
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/px/pc21.html ]
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rlmdi.org/rfpjp/ ]


◆わたしも知らない作家 26 Richard Baerwald 他

 よくわからないところから4人。

□ Wilfried Bade
 正体不明。
・Gloria über der Welt / 世界をつつむ栄光 / Ullstein 社 1937

□ Richard Baerwald
 1867年生まれ。1929年没。これもまた長いタイトル。
・Ladokkas Malstrom. Vision des Weges, der uns zu den Vereinigten Staaten von Europa führen wird / ラドッカ渦巻、欧州統一につらなる道の展望 / Felsen 社 1923

□ Philippine Demuth Baeurle
 ドイツの人ではないかもしれない。
・Reisen in den Mond, in mehrere Sterne und in die Sonne / 月・星・太陽旅行 / Landherr 社 1846
・Neue Reisen in den Mond, die Planeten, Sonne und andere Sterne / 新・月・星・太陽旅行 / Ebner 社 1852

□ Karl Friedrich Bahrdt
 1741年生まれ、1792年没――って、これ、SFというには古すぎ。
・Zamor oder Der Mann aus dem Monde / 月世界人ザモル / Mylius 社 1787

 情報源は、おなじみ Lexikon der Science Fiction Literatur。


◆今回のひとこと

 2000話、ねえ。


d-information ◆ 72 [不定期刊] 1999/12/20
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