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62 [1999/10/11]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇わたしも知らない作家 18 Wolfgang Altendorf


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft
1987 . Robert Feldhoff / Der Mörderprinz / 殺戮王子
1988 . Robert Feldhoff / Die Diener der Materie / 物質の下僕
1989 . Susan Schwartz / Countdown für Chearth / チェアルスの秒読み
1990 . Arndt Ellmer / Der Silberwolf / 銀の狼
1991 . Uwe Anton / Mhogenas Entscheidung / モーゲナの決断
1992 . Horst Hoffmann / Aufmarsch über Thorrim / トリム上空のパレード
1993 . Rainer Castor / Vorstoß in den Kessel / ボイラーへの突入
1994 . H. G. Francis / Der letzte General / 最後の将軍
1995 . Hubert Haensel / Der Tod auf Terra / テラの死神

□ 1987話『殺戮王子』――

 サマホ王子は、ポーリガ銀河のクロゼイル種族の次期支配者。
 サマホは戴冠の儀式にのっとり、ひとり賢者クロスターの住む山にのぼる。

「賢者、ぼく王様になりたいんです」
「だめ」
「……って、いきなり?」
「とりあえず、賢者――よどみなく種族の歴史と秘密を語ってみたりする」

 太古、クロゼイル種族は〈法〉と戦った。
 敗北し、滅亡の淵にたたされたとき、種族の〈メンタ・クォート〉――発祥のときから全個体が分有し継承してきた精神ポテンシャル――は、個体数の激減から極度に濃縮された。そして、ついに、滅亡を覚悟したとき、殺戮者〈トル〉――〈メンタ・クォート〉をパラ心理能力として体現する個体たち――があらわれる。
 〈トル〉たちは敵を滅ぼした。だが、同時に〈トル〉たちの殺戮衝動はクロゼイル種族の同胞にもむけられた、という。
 かろうじて、クロゼイル種族は危機をきりぬけた。個体数の増加と〈メンタ・クォート〉の希薄化により、種族はふたたび栄えた。

「王子様には〈トル〉になる予兆が見えております」
「……って、いきなり?」
「以下、詳細はさだかでないものの~」
「山頂には、今でもひからびた賢者の死骸が~」
「あるとかないとか~」

 隣接銀河につづく戦乱のうわさ――サマホは偵察におもむく。
 遭遇した〈深淵の騎士〉は語る――この銀河はコスモクラートとカオタークの係争地。〈騎士団〉は聖堂のひとつを失う痛手を負ったが、宇宙工場《マテリア》の投入で戦局は好転しつつある。
 サマホは強大な力――《マテリア》に惹かれた。
 激戦のなか落命したのか、《マテリア》には、いま司令官がいないという。
 サマホは、コスモクラートの使者カイロルに会う。

「カイロル、ぼく《マテリア》の司令官になりたいんです」
「だめ」
「……って、いきなり?」
「進化レベル低いし~」
「弱よわしい生きモノだし~」
「……そして、不幸なことに」
「サマホ王子――よどみなく種族の歴史と秘密を思い出したりする」

 賢者クロスターの予言は成就した。
 野望のため、サマホはクロゼイル種族を滅ぼし、一身に〈メンタ・クゥート〉を体現する存在――〈トル・サマホ〉になった。
 〈トル・サマホ〉は首尾よく《マテリア》司令に任じられる。

「……が、権力とひきかえに、なくしたものもある」
「カイロルは、〈トル・サマホ〉の肉体を勝手にどこかへもっていって……」
「精神だけを、身長6メートルのサイクロプスに移植した、と」

 このサイクロプス――マウナリ種族は、エランテルノーレ銀河、〈物質の泉〉ゴウルデル近傍の惑星の産。

「グァンタマリ・サイレントは、マウナリ種族の漁師さん」
「船をなくし、妻子ともども餓死寸前」
「そこへ、カイロルがやってきて~」
「おまえが肉体を差しだすなら、妻子を救ってやろう~」
「……コスモクラート系のヒトたち、やること、いつでもいっしょ」
「……なんつーか、天性のもんだね」

 そして、昔話のあいだにも、ワンダラーと《ソル》はいずこかに消え、ひとり銀河系にのこるローダンはトル・サマホを追うらしい。

 で、物語は1987話『物質の下僕』につづく。

【関連サイト】
・1900~1950話あたりまでの概況
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/px/pc21.html ]
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rlmdi.org/rfpjp/ ]


◆わたしも知らない作家 18 Wolfgang Altendorf

 1921年生まれのドイツ人作家。
 本職は劇作家、ラジオ・TVのシナリオライター。エッセイも小説も書く。
イラストレーターでもある。
 ま、SFは下記の1作だけらしい。

・Das Stahlmolekül / 鋼分子 / Heyne 社 1983

 情報源は、いつもの Lexikon der Science Fiction Literatur。

【関連サイト】
・著作リストは下記をどうぞ
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/author/alpershj.html ]


◆今回のひとこと

【お詫び】前号で一部文字化けがありました。

 誤字もありますが、さがすと毎号ありそうなので……。
 ともかく、お詫び申し上げます。


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